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起立性調節障害専門【脳の整体】大田区大森/蒲田/川崎

TEL. 070-9150-1059

事前予約制/当日予約OK/最終20時/土日営業

HALOカイロプラクティック☆平和島整体院

東京都大田区大森本町2丁目5−13
トライシブ大森本町1階

京急本線 平和島駅 東口徒歩1分

脳神経科学に基づいた
自律神経専門施術で
起立性調節障害を
短期改善・早期回復


起立性調節障害

これまでに約3000人を改善に導く起立性調節障害の専門施術!

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最終更新日:

著者:


当院は、約22年前から起立性調節障害(OD)に対する施術に取り組み、これまで3,000人以上の中等症~重症のODの子供や成人をどこよりも最短で改善に導く、起立性調節障害に対する専門施術を行っています。

また、アメリカの大学とメディカルスクールでの計8年間、自律神経について学び、医学知識も深く、他院の追随を許しません。

改善まで最短38日
ODは翌月中には必ず改善します

私の知る限り、起立性調節障害を短期間で治せる医療機関や治療院は、全国でも非常に少ないです。また、海外では循環器系の疾患と考えられている病気でもあるので、血液(血漿)のもととなる「水分・塩分」摂取の説明がない所で治らないのも至極当然と言えます。

病院以外の治療(代替医療)の選択肢の一つとして、いつでもお気軽に当院へご相談ください。ただし「起立性調節障害かどうかを調べてほしい」といった場合は、医療機関を受診し検査を受けられることをお勧めします。

大田区大森、蒲田、品川や川崎、その他の通院可能な地域なら、京急本線 平和島駅徒歩1分にあるHALOカイロプラクティック☆平和島整体院へご来院ください。これまでの経験、知識、実績をもとに、短期改善・早期回復を図ります。

中高生の来院

理解され難い起立性調節障害

ベッドから起き上がるときなどに血圧の調整がうまくいかず、頭痛や立ちくらみ、めまいなどの症状を引き起こす病気を「起立性調節障害(または OD)」と言います。子供や中高年女性に発症しやすいといった特徴があります。

起立性調節障害はいろいろな辛さをかかえた病気です。それも、発症した本人しかわかりません。なので、周囲から理解されにくい厄介な病気といえます。

また、起立性調節障害は「起立失調症候群」「起立性低血圧症」「起立性自律神経機能障害」「脳貧血」「思春期調節障害」「起立性発達障害」…等々、医師によっていろいろな呼び方がされます。

起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation: OD)が日本国内において、世間一般に知られるようになり始めたのは、2000年頃からです。

医学的には、ヨーロッパでかなり前から起立性調節障害の症状の研究がされていました。1826年のフランスの内科・ピオリ医師による研究発表が最初といわれています。

また、起立性調節障害の症状の研究は1950年代のドイツに始まります。

日本でも1958年(昭和33年)に初めて、東京大学小児科の大国真彦医師により医学会で発表されましたが、命にかかわる病気でもなく、成長すれば自然に症状がおさまってくることが多いことから、病気として重要視されず研究が進んでいなかったようです。

実際、昭和~平成にかけて「朝、起きられない」は精神論や根性論に結びつけられ、起きられないで辛い思いをしている子供たちを大人たちが無理やり叩き起こし登校を強いてきた歴史があります。

現在でも、起立性調節障害を精神論や根性論で「病気」とは考えない医師や教師、親御さん(特に体育会系の父親)もいるという話は聞きます。

医師や教師、親御さんでさえそのような状況ですので、少し前までは、整体業界の中でも「起立性調節障害」という病名も知らない先生がほとんどでした。(ここ数年で急激に起立性調節障害を施術メニューに加える治療院が増えましたが…)

起立性調節障害の診断が全国の医療機関で行えるよう、新しい統一基準(ガイドライン)ができたのも、2007年とまだ最近のことです。

そもそも、医療先進国の海外において「起立性調節障害」という病名は存在せず「OD」も日本語を直訳したに過ぎません。もし仮に、起立性調節障害の子供をアメリカの病院で診てもらったとしたなら、おそらく「起立不耐症」という大人と同じ循環器系疾患として循環器専門医による治療を受けるはずです。

つまり、起立性調節障害という病気は「起立不耐症」をさらに細分化した日本特有のものであるため、特効薬が開発されず血圧を上げる薬しか処方されないのも当然です。

一方、当院では、医療機関にガイドラインが設けられる以前の2001年頃から起立性調節障害に対する施術を始めているため、起立性調節障害に関する20年以上の経験や知識は、他院の追随を許しません。

起立性調節障害の漫画

現在、起立性調節障害に対する医療機関での治療は主に、メトリジン(ミドドリン塩酸塩錠)等の血圧を上げる昇圧剤、および半夏白朮天麻湯や半夏厚朴湯といった漢方薬を処方する薬物療法がとられています。

しかし、全国の医療機関に向けた『日本小児心身医学会のガイドライン』には、次のような記載があります。

非薬物療法を行ったうえで処方する(ミドドリン塩酸塩など)。薬物療法だけでは効果は少ない。

日常生活に支障のない軽症例では、適切な治療によって2〜3ヶ月で改善します。学校を長期欠席する重症例では社会復帰に2〜3年以上を要します。

医療機関の統一基準(ガイドライン)によると、メトリジン(ミドドリン)などの昇圧剤の薬を服用しただけでは、中等症~重症の起立性調節障害が改善することは少なく、多少の症状は現れているけれども学校に通えている程度の軽症であれば、薬でも2~3ヵ月で改善が期待できる。しかし、学校を休むほどの中等症~重症になると、改善までに2~3年以上はかかると考えられています。

しかし、進級や進学、受験、就職などを控えている子供たちや親御さんにとって、 治るまで何年も待つことができるでしょうか?また、成長期の子供のうちから薬に頼る身体にしたいでしょうか?

起立性調節障害は基本的には、身体的な施術で症状の改善が期待できる病気なのですが、心の問題(心理的ストレス)に起因する起立性調節障害(心身症)とも紙一重です。

子供の起立性調節障害

小中高生に発症する起立性調節障害

近年、朝起きることができない小中高生が増えています。 小児科を受診する5人に1人が、起立性調節障害の何らかの症状を持っているともいわれています。

起立性調節障害という病名は、世間一般にはまだまだあまり知られていませんが、決して珍しい病気ではなく、最近では、小学・中学・高校の先生には広く知られるようになってきたようです。つまり、それだけ起立性調節障害で悩む子供が増えてきたといえます。

学校に行く時間になっても、いくら親が起こしても全く起きることができない、起こされたことも記憶にない、目が覚めても頭痛や倦怠感が激しく起きられない、起きても立ちくらみや頭痛でつらい、しかし、午後からは体調が回復することが多い…という日が繰り返されます。

起きられないことで学校へ行くことができず、次第に遅刻や欠席が増えます。状態が酷いと、不登校、退学、通信制の学校に転校、引きこもり…といった状況を余儀なくされてしまう子供までいます。

起立性調節障害は身体的な病気なので、周囲からの叱咤激励でなんとかすることは困難な病気です。

起立性調節障害は、寝ている状態から起き上がった時に、自律神経による脳への血流量の調節が上手くいかず、脳の血流が起き上がった時に下半身へ流れてしまい、脳が虚血状態(貧血状態)になるため、頭痛、めまい、立ちくらみ、吐き気、脱力感(倦怠感)、起きられない…などの症状が現れる病気です。

健康な人の場合

起き上がる ⇒ 交感神経が正常に働き、下半身の血管をポンプのように収縮させることで血圧を上げ、重力で頭から下半身へ流れようとする血液量を抑制する ⇒ 上半身への十分な血流が確保される ⇒ 血圧が安定する。

正常な場合、脳血流が維持

起立性調節障害の人の場合

起き上がる ⇒ 副交感神経から交感神経への切り替えがうまくいかず、下半身の血管が収縮せず、下半身へ多くの血液が流れ落ちてしまう ⇒ 血圧が下がり、脳を含む上半身への血流も低下する ⇒ 脳に必要な血量が少なくなる(脳が虚血状態になる) ⇒ 低血圧、めまい、立ちくらみ、起き上がれない。

起立性調節障害の場合、脳に届く血液量が少なくなる

(注)起立性調節障害の中でも、体位性頻脈タイプの場合は、起立後の血圧低下はなく、心拍数が急増します。

女子に多い

この起立性調節障害の発症は、小学生高学年から高校生くらいの思春期の子どもに多く(好発年齢:10~16歳)、男子より女子に多く(1.5~2倍)見られます。生理などのホルモンバランスが関わっているからだと考えられます。

起立性調節障害の性別発症率

日本保健学会の調査によれば、起立性調節障害の有病率は軽症例を含めると、全国に推定約100万人、全国の小学生では男女約5%、中学生では男子約10%、女子約20%、高校生では男子約15%、女子約25%となり、重症は約1%程度とされています。また、不登校児の約40%は起立性調節障害を併存させており、起立性調節障害の約50%が不登校になっていることも報告されています。

また、起立性調節障害では、43%の子供が立ちくらみの症状を自覚していますが、子供自身が積極的に大人に訴え、医療機関を受診することは稀です。親御さんにおいても、子供の立ちくらみなどの起立性調節障害の症状に気づいている大人は18%程度しかおらず、症状が強くなり不登校になっていても、親御さんと医療機関を受診し相談するケースは全体的にはまだまだ少ないと言われています。

おそらく、起立性調節障害は軽度の症状も含めると、もっと多くの子供達にも潜在しているとみられます。朝起きられず、夜は元気になるので「怠けている」「サボっている」と見られ、理解されずに苦しんでいる子供達がもっといるはずです。

思春期は、身体的にも精神的にも大きく変化、成長する時期です。この年代特有の不調が現れやすい時期でもあります。起立性調節障害はその代表的な疾患の一つといえます。

起立性調節障害の年齢別発症率

現在、起立性調節障害の子供の家族の約8割が、かつて起立性調節障害だったと言われており、特に、母親に同様の症状が過去にあることが多いことから遺伝傾向にあると言われていますが、起立性調節障害が本当に遺伝するものかどうかは、まだ医学的に解明されてはいません。

起立性調節障害と発達障害の関係

鳥取大学医学部小児科の研究報告(小児科61巻3号: 2020年3月)には、「起立性調節障害で悩む子供の約半数に遺伝傾向がみられ、また、起立性調節障害の症状のある子どもの37%に『臨機応変な対人関係が苦手で、自分の関心・やり方・ペースなどの維持を最優先させたいという強い本能的志向を有す自閉スペクトラム症』が認められた」といった記載がされています。

最近の日本小児科学会の研究発表によると、起立性調節障害に自閉スペクトラム症が合併している割合は、35.9%~37%だとのことです。

自閉スペクトラム症

例えば、表情、視線、身振り、会話の流れなどから相手の考えていることを読み取ったり、自分の考えを伝えたりすることが不得手である、特定のことに強い興味や関心を持っていたり、こだわり行動がある、といった特徴をもつ。

その他、完璧主義の子供たちが、起立性調節障害をきっかけに学校を休みがちになり、「遅れて学校に行くことが出来ない」「学校に行くか、休むかのどちらかしか受け入れられない」といったことから、そのまま不登校になってしまうケースも多いです。

「周りの雰囲気が読めない」「音に敏感でうるさい教室に慣れない」「学習に困難感がある」「ストレス耐性が弱く、学年が上がるにつれ自分自身で解決しないといけない場面が増え、問題に直面した時に解決方法が見つけられない」という子供たちは、不登校という形で表面化する事が多いです。

起立性調節障害はそんな発達障害を持つ子供たちにとって、症状を増悪させる誘因の一つであり、不登校になって初めて子供の発達障害に気づく親御さんもいると言われています。

一般的に、発達障害とは「子供が生まれ持っている特有の性質」があることによって生活上の支障が出ることを言います。したがって、仮に「特有の性質」があっても生活上の支障がなければ、障害があるとは考えません。生活において支障があるかどうかがポイントになります。

大人にも多い起立性調節障害

大人にも多い起立性調節障害

起立性調節障害(起立性低血圧)は中高年、特に女性にも多くみられる病気で、「起立性不耐症症候群」とも呼ばれます。

中高年の起立性調節障害の症状も、子供の場合と同様、頭痛やめまい、立ちくらみ、倦怠感、集中力低下…等々が多く現れます。

ただ、大人の場合は命にかかわる病気が隠れていることもあり、循環器疾患(不整脈、心臓弁膜疾患など)や脳神経疾患(てんかん、椎骨脳底動脈循環不全など)、内耳疾患、消化器系疾患…等々の可能性もあるため、自己診断は禁物です。

基本的に、起立性調節障害は成人すると改善することが多い病気といわれますが、厚生労働省が実施した調査では、子供の頃に起立性調節障害を発症させ、成人期以後も症状が続く患者は約40%以上 もいるとされています。

中高年で発症する場合、日常生活に支障をきたすことが多いです。フルタイムでの就労が困難なことも多く、特に、立ち仕事や力仕事はつらいため、座っての仕事が主となる職種に就労する人が多いです。

ひきこもり、うつ病、ストレス関連疾患、食事性低血圧(食後に低血圧を起こし失神などが起こる)などを合併しやすく、女性の場合は生理不順やPMSなども併発させやすいです。

大人の起立性調節障害に対する病院の治療も子供の場合と同様、血管収縮作用のある(血圧を上げる)ミドドリン塩酸塩(メトリジン)が第一選択薬として用いられています。

当院で施術する場合、子供のように詰めて通えない場合も多いため、大学生~成人の起立性調節障害だと、週一回の施術で3ヶ月ほど要します。

子供は小児科、大人は脳神経内科

起立性調節障害かも…と思ったら

「起立性調節障害かも?」と心配になったら、まず病院で検査を受けることをお勧めします。

中学生以下なら「小児科」を、高校生以上なら「脳神経内科」を受診すると良いでしょう。ちなみに、「脳神経内科」は身体的な起立性調節障害を診ますが、「神経科」は、精神的な起立性調節障害を診ます。

最近では、起立性調節障害に詳しい内科医も増えてきていますので、「内科」でも良いと思います。

とはいえ、起立性調節障害は小児科領域ではありふれた疾患なのですが、小児科医以外でこの疾患の詳細を理解している医師は全体的にはまだまだ少ないようです。

インターネットで検索すると、起立性調節障害の専門クリニックも増えてきているようです。

ただし、受診する際は大人子供問わず、午前中の早い時間がベストです。ある程度身体が動き出した午後になると、自律神経も正常に働きだすため、ツラい症状が自律神経によるものなのかどうかの正確な診断ができなくなります。

他の病気の可能性があるようであれば、午後でも良いかもしれません。

起立性調節障害の分類

起立性調節障害のサブタイプ

起立性調節障害はいくつかの検査を通して、次の7つのサブタイプに分類されます。

発生頻度の多い順に挙げると…

① 起立直後性低血圧

起立直後に急激に血圧が低下するタイプ(立ち上がった時の血圧の低下が大きく、血圧の回復が遅れる)

起立した直後に体調不良を訴えることが多い。

② 体位性頻脈症候群

心拍数が増加するタイプ(起き上がったり、立っている時の血圧の低下はないが、心拍数の増加が激しい)

起立した直後は体調に違和感を感じる程度で、数分~数十分後に体調不良を感じ始めることが多い。

③ 血管迷走神経性失神

起立途中で急激に血圧が低下、意識を失いかけるタイプ(立とうとしたり、立っている時に、突然血圧が低下し、意識の低下や失神/脳貧血を起こす)

起立した直後は問題がなく、しばらくすると急激に体調が悪化し、立っていられなくなる。

④ 遷延性起立性低血圧

起立の数分後に徐々に血圧が低下するタイプ(立ち上がってしばらくしてから、血圧が低下し始め動悸や気分不良などを起こす)

起立した直後は問題がなく、数分後から体調不良を訴えることが多い。

⑤ 起立性脳循環不全型(脳血流低下タイプ)

脳への血流が低下するタイプ。起立による血圧や心拍数に異常はみられない。

⑥ 過剰反応型(高反応型)タイプ

起立直後に一過性の血圧上昇を起こすタイプ。

重症度の目安

軽症: 学校へ遅刻や休まず通える。

中等症: 午前中に体調不良を強く感じ、しばしば日常生活にも影響が出て、学校へも週1-2回ほど欠席や遅刻する。

重症: 倦怠感など体調不良をほぼ毎日強く感じ、日常生活にも影響がでて、学校も長期間欠席している。

薬物治療だけで治す場合、軽症であれば約半年、中等症~重症であれば 2~3年ほど(またはそれ以上)かかると言われています。

成人すれば治ると一般には考えられていますが、後遺症に悩む人も少なくありません。中高年の女性に起立性調節障害が多いのも、そのような理由の一つだと思われます。

起立性調節障害に多い症状

起立性調節障害の主な症状

起立性調節障害の症状は人によって様々ですので、一概に言えませんが、起立性調節障害による頭痛は、全体の6~7割に見られると言われています。

当院で確認された訴えの多い症状として、下記の症状があります。

朝起きられない、頭痛、めまい、立ちくらみ、腹痛、動悸、倦怠感や脱力感、吐き気や気分の悪さ、疲れやすい、息苦しさ、浅い呼吸、食欲不振、乗り物酔い、耳鳴り、肩こりや首コリ、頭重や頭がボーっとする、睡眠障害、入浴時に気持ち悪くなる、機嫌が悪い、イライラ、発熱や微熱、下痢、便秘、顔色が悪い、胸痛…等々。

ただ、これらの症状は一日中続くわけではなく、午前中に強く、午後には軽減する傾向があり、夕方から夜にかけては自律神経が働くようになるため、朝のような辛さからは回復して元気になります。

また、低気圧の影響で暖かい時期は悪化し、寒い時期は回復する傾向があります。

重症の起立性調節障害における頭痛は、片頭痛のような拍動型や頭重型、緊張型頭痛のような絞扼型といったものもあります。

起立性調節障害の頭痛は、片頭痛や緊張型頭痛との鑑別が非常に難しく、起立性調節障害の検査を受ければ「起立性調節障害の頭痛」と診断されますし、頭痛外来を受診すれば「片頭痛」や「緊張型頭痛」と診断されることが多いです。心因性頭痛も子供には多いです。

学校の環境に適応できずに不登校になる子供にも、起立性調節障害と同じような頭痛(心因性頭痛)が現れることが珍しくありません。

たまに、「夕方になると頭痛を感じ出す」という起立性調節障害の子供がいますが、この場合はおそらく「緊張型頭痛(ストレス頭痛)」を併発している可能性があります。

起立性調節障害と診断されても、症状が一日中続いているような場合は、起立性調節障害ではない可能性があります。もちろん、起立性調節障害が重症化しているといったことも十分に考えられますが、多いケースとしては、心身症である可能性が考えられます。

あるいは、小児の「脳脊髄液減少症」ということも決して珍しくはありません。

厄介なのは「睡眠障害」で、夜に目がさえて眠れず起床時刻が遅くなっていき、昼夜逆転生活になってしまう状態になることです。こうなってしまうと、施術だけでは改善が難しく、本人の生活習慣改善の努力も相当必要になってきます。

ちなみに、成長に必要な睡眠時間は、小学生で「9~11時間」、中学生や高校生では「8~10時間」と推奨されています。

発症の原因(メカニズム)

起立性調節障害になる原因は?

なぜ、起立性調節障害(起床時に血圧が上昇しないという状態)は発症するのでしょうか?

どのサイトや本を見ても「成長期における自律神経の乱れ(自律神経機能障害)により血圧が上がらない」ことが原因と述べられています。たしかに、自律神経が乱れるからというのは間違いではないのですが、ではなぜ、そもそも自律神経が乱れてしまうのでしょうか?

それは、子供の場合は「男性/女性ホルモンの過剰分泌」、中高年の場合は「ストレス」を除けば、「男性/女性ホルモンの分泌不足」を引き起こすからです。そして、これが起立性調節障害の発症原因だと考えられます。

起立性調節障害は、「ホルモン分泌」と「自律神経の働き」が深くかかわっているのです。

自律神経、免疫系統、ホルモン系統の三角関係
[自律神経・ホルモン分泌・免疫は相互にバランスを取り合う]

自律神経は、呼吸量や血流量、血圧、体温、心臓や腸の働き…等々をコントロールする生命維持には欠かせない神経であり、自分の意思ではコントロールできません。

そして、「脳への血流量の調整」や「ホルモン分泌量の調整」も、自律神経によりコントロールされているのです。

起立性調節障害は、女性ホルモンであるエストロゲンや男性ホルモンであるアンドロゲンなどのホルモン分泌量が大きく影響するため、性機能の発達が著しい(ホルモン分泌が非常に多い)10代に最も多く発症しやすいのです。

小学生高学年あたりから中学生にかけての子供の成長は著しく、男性的/女性的な身体に急激に変化していく時期であり、一日に1~3cmほど身長が伸びることも珍しくありませんし、男の子であれば声変わりしてきたり、女の子であれば生理が始まる時期でもあります。

また、女性ホルモン(エストロゲン)には、ノルアドレナリンという脳を目覚めさせる物質を低下させる作用があるので、ホルモン分泌が多い場合、必然的に男性より女性に、朝起きられず、気分が悪くなる調節障害が多くみられることになります。

ただ、本来は体型に合った適切な量の男性/女性ホルモン分泌がなされるのですが、起立性調節障害になる子供の場合は、自律神経によるホルモン分泌量の調整が追い付かない程の過剰な男性/女性ホルモン分泌が起こっているわけです。

加えて、思春期という時期は精神的な発達に大きくかかわる時期でもあるため、自律神経の少しの不調で、不安、不穏、抑うつ気分、睡眠障害など、様々な精神症状をもたらすことも多々あります。

基本的に、起立性調節障害は立ちくらみ、頭痛、倦怠感、起床障害などの身体的疾患と医学的には考えられていますが、思春期という特有の心理的社会的要因を考慮にいれた心身症として考えることも必要です。

一方、中高年の場合は、加齢や社会ストレスといった子供とは違った要因により、男性または女性ホルモン分泌が過度に減少してしまうために、自律神経によるホルモン分泌量の調整が上手くいかず、起立性調節障害を発症させてしまうのです。

つまり、子供の起立性調節障害は…

成長ホルモン分泌過多 ⇒ ホルモン分泌量を抑制しようと自律神経が働き過ぎる ⇒ 自律神経がオーバーヒートを起こす ⇒ 交感神経と副交感神経の切り替えに不具合発生 ⇒ 脳への血流量の調整も正常に機能しなくなってしまう ⇒ 起立性調節障害

中高年の起立性調節障害は…

男性/女性ホルモン分泌不足 ⇒ ホルモン分泌量を増やそうと自律神経が働き過ぎる ⇒ 自律神経がオーバーヒートを起こす ⇒ 交感神経と副交感神経の切り替えに不具合発生 ⇒ 脳への血流量の調整も正常に機能しなくなってしまう ⇒ 起立性調節障害

…といったことが、医学的には考えられます。

《正常な場合》

正常な人の血圧低下の図

《起立性調節障害の場合》

起立性調節障害による血圧低下の図

ちなみに、小中学生で発症した起立性調節障害は、ホルモン分泌過多が原因であることが多いのですが、高校2~3年生あたりで初めて起立性調節障害を発症させた場合は、年齢的にも過剰なホルモン分泌は落ち着いて来ているころなので、原因は心の問題であることが多いように感じます。

その他の原因

起立性調節障害を発症させる原因は他にもあります。

起立性調節障害以外の病気

自律神経は「ホルモン分泌」同様、身体を病気から守る「免疫」とも密接な関係にあります。

本人の自覚の有無を問わず、他の病気にかかるということは免疫力が弱っているとも言え、免疫やホルモン分泌、自律神経との均衡が崩れていることを意味します。

例えば、なんらかの感染症により免疫系統に異常をきたすと、自律神経も乱れて倦怠感や頭痛、発熱、吐き気、痺れ、目眩、疲労感、起床困難…等々、起立性調節障害と全く同じ症状が現れたり、ホルモン分泌にも影響があれば生理不順や更年期障害のような症状も現れるといったこともあります。

他の病気により発症した起立性調節障害の場合は、原因となる病気が治れば自然と起立性調節障害も治ることが多いです。

自律神経、免疫、ホルモン分泌のバランス図
[一つが崩れると他の二つも崩れます]

《新型コロナウイルス感染 後遺症》

2021年頃から、新型コロナウイスル感染後に回復した子供が、起立性調節障害と同様の後遺症に悩んでいるケースが増えています。

多くは、「頭がボーっとする」「集中力が続かない」「朝起きられない」「頭痛」「めまいや立ちくらみ」「車酔いのような気持ち悪さ」「息苦しさ」「倦怠感/怠さ」といった症状を訴えています。

ウイルスの感染で免疫が弱ってしまったことにより、自律神経やホルモン分泌との均衡バランスが崩れてしまったことが原因だと考えれらます。

心・メンタルの問題

「起立性調節障害は心身症の一種だ」といった医学文献も数多くあるくらい、自律神経は「心理的ストレス」に弱いという性質があります。。

ストレスがかかると、副腎皮質からコルチゾールやアドレナリンが分泌され、自律神経が乱れます(交感神経が活発になり、副交感神経の働きが抑制されます)。また、酷い場合は、副腎疲労症候群へと発展する恐れもあります。

学校や塾、家庭での何かしらの問題(いじめ、勉強についていけない、他の子供や教師、親から傷つくことを言われた/された、親子のコミュニケーション不足…等々)や、大人から見れば「そんな些細なことで…」と思うような行動や言動がストレスになり、自律神経が乱れ、起立性調節障害を発症するケースも珍しくありません。

また、当初は、成長過程(ホルモン分泌過多)による起立性調節障害で朝起きられなくなってしまっても、そのうち、「自分は朝起きられないという病気なのだから、朝起きられなくても仕方ない」と考え出してしまうこともあります。

そしていつしか「病気なのだから学校に行かなくて良い」という心理状態になり、学校を休む理由として、起立性調節障害を無意識のうちに利用するようになってしまうこともあります。

あるいは、学校を長期にわたって休んでしまうと、学校へ行きづらくなってしまい、学校へ行けないことがさらにストレスを生み、起立性調節障害を悪化させてしまうという悪循環に陥ってしまうこともあります。

子供自身は口では「ストレスはない」と言っていても、実際は、程度の差はありますが、思春期特有の心理特性、欠席や遅刻という行動がもたらす心理的影響は必ず存在します。

想像してみてください。大人でも、何らかの理由で急に会社を何ヶ月も休んだとしたら、「会社に自分の席はもうないかもしれない」と不安になりませんか?会社に行きづらくなりませんか?

心・メンタルが原因で発症させた起立性調節障害の場合、まず発症のきっかけとなったストレスの元を見つけ問題を解決することが先決です。例えば、学校で問題があるのであれば、「学校に行きたくないなら行かなくても良いよ」と親が子供に言ってあげるのも一つの治療法です。

起立性調節障害の主な原因

生活習慣の乱れ

自律神経が乱れる原因の一つとして、生活習慣の乱れが挙げられます。

第一に、夜更かしです。夜更かしが続くと、朝になってもまだ眠いので、血圧を上昇させる力も低下します。

第二に、甘い物の摂取です。甘い物を好んで食べていると、食べた直後は血糖が上昇しますが、すぐにインスリン分泌が起こって低血糖になるので、脱力感が強く血圧上昇が起こらないのです。

第三に、運動不足による低体温です。人間は動物です。身体を動かす生き物なのです。運動不足の人は筋力が低下し、筋肉から発熱が低下するので低体温になってしまいます。そして、活力を失い血圧を上昇させる機能が働かなくなってしまうのです。

運動、体操、食事、入浴などに気を付けてみることも改善への第一歩です。

朝起きる前に、布団の中で手足を屈伸したり、塩水をコップ半分くらい飲んでから起きるのも効果があります。

デコンディショニングの影響

デコンディショニングとは、長期間の入院や安静の結果、運動能力の低下、心拍数や血圧調節の異常、筋肉の萎縮、骨粗鬆症…等々といった身体調節機能の異常が生じることです。

たとえば、外傷による安静や受験のため急に運動を止めることでも起こり得るため、起立性調節障害を発症させてしまいます。

急に身体の活動量(運動量)が低下すると、身体調整機能が低下し、心臓容積が減少、起立耐性の低下が生じます。そして、運動不足による筋力低下も起立耐性の低下を悪化させることが科学的にわかっています。

有名なのは、宇宙の無重力空間で過ごした宇宙飛行士が地球へ帰還した後しばらくは、起立失調が起こることが知られています。

したがって、起立性調節障害を改善する手段の一つは、適度な運動です。

ただし、激しい運動(心拍数が急激に上がるような運動)は控えてください。起立性調節障害の場合、自律神経(交感神経と副交感神経)の切り替えが追い付かず、逆に症状を悪化させることにもなりますので、注意が必要です。

ちなみに、血圧を上げようと、長い時間お風呂に入っていたり、サウナを利用するのは逆効果です。汗で体内の水分や塩分が抜け、心臓に負担をかけることになってしまいます。

親の過保護や過干渉

「親の過保護」も原因の一つになり得ます。

子供が頭痛を訴え、その背景に、学校での人間関係や勉強・試験などのストレスがあった場合、「ひどい頭痛がするなら学校を休みなさい」と親が承諾すると、子供の心に「頭痛を訴えれば学校を休める」という心理状態がつくられることもあります。

この心理状態になる子供は意外と多いのですが、残念ながら親御さん自身が過保護だと気づいていないケースが多いです。

また、過保護ゆえに、子供が欲するままにお菓子を買い与えたり、食事の好き嫌いを許してしまって、起立性調節障害を同じ症状が現れる「低血糖症」や「リーキーガット症候群」…等々、他の病気を発症させてしまっていることもあります。

過保護と似ていますが、「過干渉」も問題です。

子供の教育やしつけに熱心なのは良いのですが、度が過ぎると、子供は大人を怒らせないように、気に入られるように大人の顔色をうかがい、大人が好むような完璧であろうと考えてしまいます。

子供が本来持っている「親に甘えたい」などの依存欲求を抑えてしまうことになります。

すると、常に神経を張りつめ緊張しているので、自律神経のバランスを崩しやすくなってしまいます。

厳し過ぎ、甘やかし過ぎ、コミュニケーション不足、、、「我が家に限って…」とは誰もが思うことですが、いま一度、客観的にどのように普段、子供と接しているかを考えてみるのも良いかと思います。

起立性調節障害チェックポイント

下記11項目のうち3個以上当てはまる場合、起立性調節障害の疑いがあります。

思い当ることはありませんか?

□ 立ち上がった時や立っている時、気持ち悪くなる、失神する

□ 少し動くと、心臓がドキドキする、息切れがする

□ 朝なかなか起きられず、午前中は調整が悪い

□ 立ちくらみ、めまいを起こしやすい

□ 入浴時や嫌なことを見聞きすると、気分が悪くなる

□ 食欲がない(または、朝食を摂らない)

□ 頭痛がある

□ 顔色が悪い、蒼白い

□ お腹が痛い

□ 乗り物に酔いやすい

□ 身体がダルい、疲れやすい

下記6項目のうち4個以上当てはまる場合、心の問題に起因する起立性調節障害の可能性があります。

○ 学校を休んだり、休日になると症状が軽減する

○ 症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す

○ 気になることや嫌なことを言われると症状が酷くなる

○ 一日のうちで症状の程度が変化する

○ 症状の訴えが2つ以上にわたる

○ 日によって症状が次から次へと変化する

HALOカイロプラクティックでは


HALOカイロプラクティック☆平和島整体院では、子供大人問わず起立性調節障害の改善に取り組んでおり、これまで3,000人以上の起立性調節障害を健康な状態へ回復させています。

現在、東京エリア(特に大田区、品川区、横浜や川崎市)を中心に多くの子供が来院されていますが、紹介などで東北や九州地方からも、起立性調節障害でお悩み方がお越しになられます。

HALOカイロプラクティック☆平和島整体院では主に、頭蓋骨を調整することで自律神経の司令塔となる「脳視床下部」と「下垂体」にアプローチし、加えて、骨盤から胸椎までを調整することで心臓の働きを促進させ、ホルモン分泌、免疫、自律神経、脳脊髄液動態、血流、そして脳波を調整していきます。

加えて、脳への血流を阻害している可能性のある頚椎の配列も整えていきます。

起立性調節障害は、短期改善・早期回復を目指す【脳の整体】の適応になります。


施術回数は平均10回(38日~45日後には改善)

軽症なら早ければ2週間程度(約6回程度)で改善しますが、学校を休むほどの中等症の場合は、10回程度の施術で元気に起きられるようになる子供が多いです。重症の場合は、早くて10回ほどですが、もう少しかかることもあります。

ただし、施術と並行して、適切な量の水分・塩分摂取をしていただく必要があります。

体重が45kg以上なら「水分1.5~2リットル/日」と「塩分12グラム/日」、45kg未満なら「水分1~1.5リットル/日」と「塩分10グラム/日」を毎日(2週間~1ヵ月間)摂取してください。

通常、塩分は10~12グラム/日摂取する必要があります。しかし、多くの子供は大人と同じ食事をするため、7~8グラム/日程度しか摂取できていません。したがって、さらに+2~3グラム/日ほど多く摂取する必要があります。

水分は血液量(血漿)を増やし、塩分は水分で薄まった血中の塩分(ナトリウム)濃度を高め血圧を上げます。

車で例えるなら、水分・塩分はガソリンやオイルであり、施術はエンジンキーです。新車でもガソリン・オイルが入っていなければ、エンジンをかけようとしても車は動きませんし、ガソリン・オイルがあってもエンジンキーを押さなければ(回さなければ)、車は走りません。

したがって、水分・塩分摂取ができないと、どのような治療を受けたとしても、治る可能性は低いかもしれません。もちろん、個人差はありますが…。

施術ペースも大事です!

施術時間について、初回は問診も含めると約90分要しますが、2回目以降は毎回約60分です。

まず、最初の3日間は連続して施術できればベストです。4回目以降は、3日後、5日後、1週間後と日数を少しずつ空けながら施術していきます。

3日間連続して通っていただく理由は、調整すべき部位が悪い状態に戻りやすいため、間髪入れずに完全に調整してしまいたいからです。

(理想的な施術ペース) 今日→明日→明後日→3日後→3日後→5日後→5日後→5日後→7日後→7日後・・・

適切な水分量や塩分量の摂取をきちんと実行しているという前提ですが、多くの場合、6~7回目の施術あたりから大きく変化が現れ始めます。

継続通院できるかどうか心配であれば、まずは一回施術を受けられてはどうでしょうか?「本人が前向きに施術を受ける意思を持っていること」「水分・塩分摂取を欠かさずに頑張ること」が、改善においてなによりも重要です。

一回施術を受け帰宅後、数日間、水分や塩分摂取ができるか試してみた上で、上記の施術ペースで始めるかどうかを決めて良いと思います。

※ 但し、初回の施術だけでは効果はあらわれませんのでご了承ください。

説得され渋々施術を受ける子供、嫌がっている子供、無理やり連れて来られる子供、施術ベッドの上でジッとしていられない子供らにとって、施術を受けること自体がストレスとなってしまいます。そうなると、通院も続かず途中で離脱する結果となり、治る病気も治らなくなってしまいます。

したがって、当院での施術のご予約前に、必ず子供本人に施術を受ける意思があるかどうかを確認してください。無理やり連れてくることは決してしないようにしてください。

心の問題が原因(心因性)の場合は…

残念ながら、心(メンタル)の問題による心理的ストレスで自律神経が乱れ発症した起立性調節障害や、他の病気に誘発された起立性調節障害、起立性調節障害と同じ症状があらわれている他の病気は、施術で症状を一時的に軽減することはできても、改善となると難しいです。

例えば、「遊びに行くときは朝起きられるのに、学校に行くときは体調が悪くなり朝起きられない」「休みの日は体調が良いのに、学校や塾に行く日は体調が悪くなる」…という子供は、心の問題の可能性が大です。

特に、小学生~中学2年生あたりの起立性調節障害に多くみられます。

学校へ行きたくなくて(心の問題で)起立調節障害を発症させる子供もいれば、起立調節障害で長期間学校を休んだため、学校へ行きづらくなり学校へ行きたくない…という子供もいます。

午前中は起き上がれず、遅刻することで周囲の目が気になり、やがて学校にも行かなくなると、更に活動性が下がり、症状は悪化します。健康な大学生でも、11日間ベッドで寝たきりの生活をさせると、起立直後に血圧が下がり、下半身に血液が溜まるようになったという研究結果もあります。

したがって、起立調節障害が改善することと、学校へ通うことは別問題とお考え下さい。「学校へ行きたいか、行きたくないか」「学校へ行くか、行かないか」は、本人の気持ちによるところが大きいです。

「学校へ行きたくないなら行かなくても良いよ」と伝えてみるのも一つの治療法です。

大田区大森、蒲田、品川や川崎、その他の通院可能な地域において、起立性調節障害でどこに行っても埒があかないとお悩みなら、是非、自律神経失調症や起立性調節障害に対し専門の施術を行うHALOカイロプラクティック☆平和島整体院へご相談ください。

子供にとっての一日は、これから大人になっていく上で、とても貴重で大切な時間であり、今後の人生の糧となる1ページです。その時間を無駄にしないためにも、早期に病院治療あるいは整体ような代替医療の施術を受け改善させることを切に願います。

起立性調節障害は治る病気です

当院では改善が難しいケース

① 精神面に起因する起立性調節障害は、当院の施術では改善が難しいです。施術で良くなると学校へ行かなくてはならないので、いろいろと理由をつけて通院したがらないからということも多いです。心の問題は、当院の施術対象外になります。

② 施術中、ベッドの上で動かずにいることが苦手な子供も難しいです。脳の整体は繊細な施術のため、ベッドの上でモゾモゾ動かれると効果のある施術ができません。

③ 適切な量の水分摂取や塩分摂取…等々、当院からのアドバイスを実行してもらえない場合も、短期での改善が難しいです。水分や塩分は血液量を増やし血圧を上げるためには必須です。

④ 昼夜逆転した生活になってしまっている場合は、子供本人の生活習慣の改善努力が相当必要になります。昼夜逆転生活に慣れてしまった状態を、施術だけで改善を図るのは難しいです。

⑤ 睡眠薬(睡眠導入剤/入眠剤)などを服用している場合も、施術の効果よりも薬の効き目が優先されてしまうため、施術で朝に目覚めさせることが難しくなります。睡眠薬などは麻酔の一種です。脳を強制的に麻痺させるような働きであって、自律神経や睡眠を改善させるものではありません。

※ 睡眠薬の副作用は(個人差はあります)、注意力・思考力や運動機能の低下、ふらつき、頭痛、倦怠感/脱力感、依存症/離脱症状…等々。

⑥ 親だけが心配し、子供本人に起立性調節障害を治したいという意思がない場合も難しいです。通院自体が本人へのストレスになってしまいますし、水分や塩分摂取を頑張ってもらえないです。

⑦ 他の病気が原因の場合も難しいです。起立性調節障害と診断されても、実は同じ症状が現れる他の病気だったということも頻繁にあります。例えば、下痢が毎日続いている状態で朝にめまいや頭痛が起こり、起立性調節障害と診断されたけれども、実は下痢による栄養吸収不良だったということも実際にあります。

起立性調節障害からの早期回復を目指す!

参考までに

補足-1

思春期の子供は特に、体内で熱を作るためのエネルギーを朝に多く消耗するため、朝食をとらない子供はエネルギーの消耗により体力が奪われ、慢性疲労のような全身の倦怠感や疲労感がでたり、集中力の低下、感情の変動が激しい気分障害…などを発症させることが多いです。

朝食をとらない生活が続くと、腸が活動せず、セロトニン(自律神経のバランスと整える神経伝達物質)の分泌量が低下し、倦怠感を感じたり、やる気が損なわれます。

セロトニンは感情や気分のコントロール、精神の安定に深くかかわっており、多くは脳よりも腸で作られています。したがって、朝食をとる習慣は大切なのです。

また、ビタミンB12不足も起立困難の原因の一つになります。朝から乳製品を摂るのもオススメです。

起立性調節障害が改善し始めたら、是非、朝食をとる習慣に変えてみてください。

補足-2

心因性による起立性調節障害で多い原因は、①「人間関係」②「勉強」③「学校の環境」④「通学の距離」といったところです。大人の場合とさほど変わらないかもしれません。

子供同士の人間関係は、教師や親ではなかなか解決が難しい問題です。学校や習い事における教師や大人との人間関係も、子供が話してくれないとわかりません。

「友人と喧嘩したから」「先生に叱られたから」といった単純な場合は除き、私的には、子供が「学校の人間関係」や「勉強」などに悩み登校を心で拒否しているのであれば、可能であるのならば子供のためにも、転校や通信制スクール、フリースクールという選択があっても全然良いと思っています。

例えば、高校2年生の場合、9月~12月にかけて通信制の高校に移るケースも多いようです。

特に、小学・中学・高校生の場合、学校で学力や忍耐力、協調性といったことを身につけることも大切だと思いますが、それ以上に、大人になった時に思い出す学生時代の思い出が辛いものになってしまうことの方が問題だと思います。

大半は大人になれば、友人を作ることも難しくなりますし、辛いことや挫折も経験するはずです。せめて、子供の時くらいは、友達や楽しい思い出を沢山作ってほしいと思います。

心因性で発症した起立性調節障害であれば、心の問題が解決さえすれば、あっという間に起立性調節障害も改善されます。

これまでに来院された方の地域

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■ 初回: 検査料+施術料 ■ 次回以降: 施術料のみ

施術 検査料 施術料
脳の整体 3300 11000

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